No.11/点数。





「採点・・・って何?」



「まあ、見てれば解るよ」



ち――――ん


黒い玉から妙な音とともに文字が現れた









それぢわ ちいてんを
はじぬる





三島くん

0てん

最近調子わるすぎ

TOtaL72てん あと28てん

でおわり





「はっ、お前また0点かよ!?」
山本が後ろから馬鹿にしたように言った


「お前さぁ、仲間を守るとか言ってるからこうなんだよ、
そのわりに出来もしねぇし、内藤のヤツも死んだしなぁ」


「・・・・」

三島は言い返そうともせず、ただ黙ってうつむいてるだけだった



その間にも採点は続けられ、西村が4点、その他は皆0点


そして山本は18点、


「18点!?・・・山本さん、あと少しじゃないすか!!」

山本の仲間の二人が騒ぐ


・・・これで丁度70点か・・・

三島のヤツに負けてるのはムカつくが、このまま行けば楽勝だな・・・



山本はニヤニヤしながら三島を見た





「・・・ってゆうかなんなんだよ、この採点って?」

ブツブツうるさい新井田に西村が説明する

「えっと・・・あれはさ、星人たおした点数みたいなやつで、
100点になると自由になれるんだよ」



「100点とると・・・
自由になれる・・・って、オレも点数つけられてるの?」




「うん、全員される
あと、残ってんのってキミとあのコだけだし、次ぐらいに出るかもよ」





ビビり

0てん

ビビりすぎ もっと働け

TOtaL 0てん





「・・・・」

「ん!?・・・もしかしてビビリってオレ?」

「確かにビビッてたけど、もっと働けって・・・ひどくないかっ!?」



「まあ、初めてだししょうがないって・・・」


西村が少し笑いながら言った



「でもなんかムカつくなぁコレ」



そして最後に白川の採点結果が表示される


白川、8点。




それを見た新井田は驚いた


白川はまたうずくまっているがいつの間にか服の下に黒いスーツを着ていた


・・・なんでこんなに点数とってんだ!?
やっぱりあれか、あのタイツか・・・

ってゆうかアレ着てないのオレだけじゃん!?・・・

まぁ、関係ないか、この採点とか言うの終わったら帰れる訳だし・・・
アレ?・・・でも、さっき100点取ると自由になる、って言ってたよな、

でもオレまだ点数0点なんだけど・・・・



「今日がはじめてのヤツちょっと聞いてくれっ」

さっきまで黙り込んでいた三島が新井田と白川に話しかける



「今日はとりあえず帰れるから安心して――」



・・・とりあえずって・・・

新井田は嫌な予感がした


「――でも、またここに強制的に来ることになるんだ・・・」

「星人を倒して、100点溜まるまで。」








新井田の予感は的中した。






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