オヤジの話を聞き流していたら気づいたことがあった
ここに集まった人たちはみんな死ぬ寸前に来たというなら
オレの後ろに座っている、自殺しようとしてた女、白川も死んだということ、
ん?・・・死にかけた・・・死のうとしたってことか・・・
あ・・・じゃぁ、オレが手切ったあとに・・・自殺しちゃったのか!?
白川は黙って顔を見つめ、しばらくしてから口を開いた
何かにぶつかったような音
はずかしがり星人が太い声で叫ぶ
オヤジが聞いてもいないのに身の上話をしてきた
新井田は後ろで座っている白川を見た
・・・やっぱり、オレのせいか?
罪悪感を感じ新井田は白川に誤らずにはいられなかった
そして白川と目が合ってしまったので仕方なく、
「あのっ・・・あのさぁ・・・」
「オレ・・・余計なことしたみたいで、こんなことになって・・・・その、ごめん。」
「誤んなくても、いいって・・・みんな、私のせいだから・・・」
「・・・・」
うぁ〜、オレこうゆう雰囲気すげぇ苦手、ぁあ〜どうしよっ・・・
「おいっ!!隠れろっ!!!」
「はぁ?・・・何?」
見張りをしていた西村が叫んだ
「この近くにっ、星人が来てるんだって!!!」
「だから早くっ!!!」
とりあえず草むらに急いで身を隠した
そして西村が小さな機械を見ながら、
「やばい・・・近づいてくる」
どうやら星人の位置がわかるレーダーのようだ
「やばい、やばい・・・」
「どうするん、だよっ!?」
「なんとか、なんとかこのまま、隠れてやり過ごすしかない・・・・」
頼りない返事に不安は膨らむばかり、足音がだんだん近づいてくる。
さっきみたいに、助かるとは限らないっ・・・怖い。
ガスッ
「いってぇ!!!」
「なんだよっ・・・気おつけろよっ・・・・?」
「・・・・・あぁあっぁああ」
そこには、はずかしがり星人がいた
星人の足が隠れていた西村に当たっていた
「おいっぃぃい!!!」
見るなぁあああ!!!!
「逃っ、げろっっ!!!」
「うぅあぁっああぁ!!!」
その場からとにかく逃げようとしたが、恐怖で足が振るえ、思うように動かない
西村は星人の前に立ちつくし動かなかった
「ま・・・ってく、れぇ」
西村は恐怖のあまり動くことができなかった
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